デキが良すぎてヘタに手を出せないウルトラ悩ましいキット

今月はフジミの「軍艦島」を買う予定だったのですが、、、

店内で見てしまってからどうしても我慢できず買っちゃったよ。


バンダイの「1/12 ULTRAMAN SUIT Ver7.5」。


組み立てるアクションフィギュアというコンセプトなのかな、「Figure-rise Standard」シリーズからの1月下旬に発売されたばかりのキット。


先行して「1/12 ULTRAMAN[B TYPE]」が昨年11月にマンガ『ULTRAMAN』からの第一弾として発売されたんだけど、このときはちょうど財布の中身が寂しくて買えなかった。

ほしかったんだけどね。


価格は4,860円(税込)。


安くはないよね。他のプラモも買っちゃってたし。


実のところ、マンガの『ULTRAMAN』は読んだことがなくて、コミックスの表紙だけ見て「お、かっけーなぁ、このウルトラマン」とは思っていた。


プラモが発売されて、欲しかったけど我慢していたら、今年になってこの「セブン」が発売。

僕の知っているセブンとはずいぶん違うけれど、スペシウム・ソードを持つその姿にノックアウト。

ウルトラマンが剣を持ってるなんてねぇ・・・これがキライな男の子がいるんでしょうか。(反語)


さて、このキット。

箱を開けてみると、妙に素敵なツヤを帯びた赤いランナーが目を引く。


グロスインジェクションという仕上げらしい。

PGアストレイやRGサザビー、あるいは色は黒だけれどダース・ベイダーで用いられた手法だよね。

すごく魅力的な色をしてるし、自分で塗装してこのツヤを出すとなるとかなり大変。


銀色に関してはエクストラフィニッシュという手法が使われているみたい。


パーツの裏を見てみると成型色の白が見えたり、腰の部分とかは塗料が入り込んでない箇所があったり。エアブラシみたいなもので塗料を吹きつけているのかな。


こちらに関しては、塗り直したいなぁと僕は感じました。組んでるときは。


塗装済みキットのような感じなので、ゲート跡が残らないように設計されてるし、アンダーゲートの部分もかなり多い。


それでも合わせ目処理が必要になる部分はいくつか。


頭のてっぺん。


上腕。


手首。


前腕裏側。


上腕裏側も。


膝下裏側。


仮り組みをすることで合わせ目処理をしなくちゃいけない部分が見えてきただけどね・・・

無塗装でも十分にかっけーじゃねーか!


いや、くそかっこいい。


この際、シールを説明書の指示通り貼って、スミ入れだけして見てみよう。


これで十分じゃね?


グレー部分の塗り分けを担当するシールはいまいち見た目が良くないから、ここだけ部分塗装するか、もしくは見なかったことにしてシールを貼らない&部分塗りしないというほうが見た目はいいかも。


スミ入れもしてみたけど、ちょっとやぼったいかもね。1/12だし。

自然にできる影で十分なのではとも感じました。


よく動くキットでプレイバリューも高い。


ガシガシ遊べます。楽しい。

アクションフィギュアってガシガシ動かしてこそ楽しい。


そんなことを考えると、合わせ目処理も本当に必要なのかなって感じちゃうよね。


ガシガシ遊ぶなら塗装剥げが怖くなるし、無塗装で十分にカッコイイし。


はたしてコイツに塗装は必要なのだろうか。


合わせ目を消せば当然、塗装をし直さなきゃいけない。

塗装を自分でしたら「塗装しないほうがよかった」ってことになったら目も当てられないな。。。


そんな恐怖を覚えるほどの出来栄えなのです。パチっと組んだだけで。


消費者としてはすごくいい商品を買えて満足なんだけど、モデラーとしては手を出すことが半分封じられているかのようなキットだよね。なんだかすっごくいいキットのくせに、重苦しい悩みを与えてくれるよね。


さて、僕はどうしようか。


時間があったらイバラの道に進むんじゃないかなぁ?

マゾであることを楽しむ趣味はないけれど、一応ね、モデラーのはしくれみたいな気概はまだ残っているみたいで「自分ならこう作る」みたいな爪痕を残したいよね。

いや、素組みのまま終わりにして次に進むのが大人の余裕というものなのか。

悩ましいわぁ。

モケモケ釣り釣り

晴れの日は釣り人、雨の日はモデラー。仕事はいったいいつするので?

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