変わったグリムゲルデを作った理由

今回から僕のGBWC2016制作記です。

7月上旬、仕事が立て込み会社で泊まることになったのをいいことに、ふたつの1/100をパチりました^^;

MGギャンと1/100グリムゲルデ。

どちらも騎士っぽいデザイン。その決闘シーンをジオラマにしようかな、と当初は考えていたんです。

ジオラマでのポージングやレイアウトはめっこさんに色々とアドバイスもらいつつ、けっこういい感じに作れそうかなぁ。。。でも、なーんか燃えない。

自分の中でいまひとつ納得していない。そんな感じで7月は過ぎていきました。


8/11。締め切り20日前です。

ギャンはまだこの状態w

なーんも進んでません。

しかし、ギャンをどんな騎士にするかのイメージは固まっていたのでそれに合うようなジャンクパーツを見繕ったりしていました。


騎士っぽく加工するためにたくさんの資料を漁ったり画像検索をしていました。

ギャンは重装甲の騎士、グリムゲルデは軽装の騎士。そんなイメージで進めていました。

でも、なんか盛り上がらないんですよね、自分の中で。


そんなムードの中で再び画像検索していたら、ゲームかなにかの信長の西洋甲冑姿が目に付きました。


そうそう、僕ってこういうギャップが好きなんだよなぁ。。。

侍なのに西洋甲冑。信長ってめっちゃカッコイイ!めっちゃパンク!


合い入れないはずのものが一緒になっていることの違和感とかっこよさ。

そういうものが僕は大好きです。


そうそう、僕は模型を始めたころから一貫してそういうものに取り組もうとしてきたはずです。。。

たとえば有機物と無機物の融合。

ロボットのアッガイ + 生き物の馬=ウマッガイ


ん?パンクじゃない?w


ともかくもなにか、「ごった煮」というか「融合」というか、、、

なんかよくわからないけど「かっこいいかもしれない」ものを作りたいなぁ。


と、西洋甲冑を着た信長を見たときに思ったんです。


「ん?融合といえば、未来と懐かしさの融合。スチームパンク!・・・これで今回いってみようかな??」


そう思ったとき、自分の中での盛り上がりを感じることがようやくできました。


グリムゲルデを使って、ガンプラとスチームパンクを融合してみよう。やれるだけやってみよー!


そう思えたとき、グリムゲルデはこれまで違うシチュエーションを作ろうとしてさんざん眺めてきたこともあって、頭の中でスチームパンク風のグリムゲルデの全体像がほぼ出来上がってました。あとは細かな部分を考えながら作るだけ。残るは20日間。


8/16。締め切りまであと半月です。

いつもなら頭部は一番最後に作ります。

でも、今回は「こういうイメージで全体を作るぞ」って自分に言い聞かせるために、頭から作り始めました。だから、今回のコンセプトをできるだけ詰め込めるように頭を改修しました。

頭部パーツはこんなパーツ構成なのですが、まずはモノアイ部分の球体のパーツをオミットすることにしました。

続いて、口に当たる部分を思い切ってカット。

モノアイの部分は球体のパーツがなくなって空洞ができたのでそれを活かしつつ、ネジを組み合わせてその先にガラス球をつけてカメラのような望遠鏡のような「目」を作成しました。

カットした口の部分にはいきなり生の部分、「くちばし」をエポパテで造形。

この時点でフレームパーツはゴールド、外装はシルバーに決定しました。すべてメタルカラーの筆塗りです。

くちばしを着色。耳の部分は大部分をカットして、骨みたいな金色のメタルパーツを。

このメタルパーツは100円ショップで売っていた葉っぱの形をしたアクセサリーを加工したものですw

頭部の後ろが少し方面が寂しかったのと、ただ立っている中にも「動き」を出したかったので針金でちょんまげを作成。テキトーにグリグリ巻いてますw

せっかく作った「目」を塞ぐカタチにしました。

審判の女神や座頭一みたいなイメージで。

この目を塞ぐ左耳のパーツはイヤリングですw

耳を挟むパーツを開いている状態。

右耳と左耳をそろえないことで、アンシンメトリーで今回はいくぞって自分に言い聞かせました。

これで頭部が完成。

せっかく作ったクチバシがほとんど見えませんw

でも、いいんです。

あのクチバシはこれからどういうふうにこのグリムゲルデを仕上げるか僕に言い聞かせるものですし、作品タイトルの「caym」(カイム:鳥人間型の悪魔)の意味づけとして存在しているだけのものですから。

さて、こっから行き当たりばったりの制作がどんどん続いてきます・・・

モケモケ釣り釣り

晴れの日は釣り人、雨の日はモデラー。仕事はいったいいつするので?

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