2017年12月17日。
ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC)2017、世界大会が開催されました。
娘の「畑めい」は日本代表として6度目の、そしてジュニア最後の挑戦に行ってきました。
結果は、
優勝!
「ジュニア世界一」をついに獲得しました!!
表彰式の模様はネットで世界中に配信されていました。
本当にたくさんのお祝いの言葉をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございます。本当にありがとうございます!
こんなに喜んでくれる方がいるなんて、、、と胸が熱くなりました。
そして、これだけ多くの方に支えられ、励まされ手にすることができたのだとも改めて確信しました。めいの努力や才能を讃えてくれる方もいらっしゃいますが、決してそうではない。周囲の支えがあったからこそです。みんなの想いがあったから、めいはここまで成長できました。
東京での決勝戦を終え、翌日北海道に帰ってきたのですが、千歳からの帰路の車中でめいにたくさんの人が祝ってくれていたことを伝えていたのですが、それを聞いてめいは「わたしは本当に人(との出会い)に恵まれてるね。ありがたいよ、本当にありがたい…」と泣いてました。
その感慨がすべてだと僕は思います。めい一人の力では決して届かないタイトルでした。
たくさんの人の想いを背負った賞をいただいたのだと思います。
それに感謝してかみしめて、めいにはたくさん喜んでほしいと思います。
2017年。実は僕ら家族にとってはあまりにつらいことが多すぎる1年でした。
僕らの努力ではどうしようもない苦しさが襲ってきた1年でした。
今回の作品を制作しているときもそのひとつが僕らにふりかかってきていた時期でした。
メインの制作期間である8月は妻が手術で入院していました。
母親のいない家でめいは兄妹の面倒をよく見ながら、僕をサポートしながら、不安と闘いながら作品に向き合っていました。
本格的に制作に着手する前に僕は「今年は諦めても仕方がないよ」とめいに不参加を勧めていました。あまりに集中できない状況でしたし、作品が間に合わなかったとき、満足のいくものができなかったときに妻に責任を感じさせるのが怖かったからです。
でも、めいは諦めませんでした。これまでの6年間、よきアドバイザーとしてめいの作品に関わってくれた妻を元気づけたい、あるいは妻は少しも足を引っ張っていないと思わせたかったのか、鬼気迫る集中力で作品を仕上げていました。
僕はめいも含めて、兄妹たちが一生懸命取り組んでいる姿を妻に届けたくてYouTubeをはじめました。断ることの多かったテレビの取材も受けることにしました。
10月には妻も退院して、ようやく我が家も日常を取り戻し、めいも制作を振り返る余裕が出てきました。
「最初はリベンジとか、最後の挑戦とか、お母さんのこととか、いろいろ思いつめて作っていたけど、途中から作ることだけに夢中になって楽しくなったというか、作品に救われたというか…。無心で作れたんだよね^^」って言ってました。
11月、ほっとしていたところで日本代表に選ばれて泣いてしまったのだと思います。
そして、12月。
さすがにね、めいだけではなく僕も涙が出ました。だって、いろいろあった中での受賞だもの。
僕は彼女があんな年頃でいろいろ背負って、抱えてがんばってきた姿を見てきたもの。
本当に良かった。おめでとう。
めいは僕ら家族の2017年を最高のかたちで締めくくってくれました。
ガンプラで世界一になったけれど、ガンプラがなくたって僕にとっては世界一の娘です。
生まれてきてくれてありがとう。
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